▼ 青い監獄に愛され狙いが出現した【ブルーロック】

「お前のハグはラリアットって言うんだわ」 ページ27

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「Aっちゃぁ〜ん！！」

「うわあぶねっ」

「ハァ？何で俺からの愛のハグ受け取ってくんねぇの？」



「お前のハグはラリアットって言うんだわ」



出会い頭に首狙うなこの金髪DQN。


ガングロいつでも暴れ散らかします系男子こと士道はニヤニヤしながら私が持ってたモップを奪った。

そして前にやって見せたように棒術の如く振り回す。「俺こーゆうの得意かもしんね」と言いながら余裕ぶっこいていたら普通に壁にぶち当ててた。ちょっと曲がってしまったモップ。



「あ〜あ、もっと硬えやつが良かった」

「だな。お前の脳天に突き刺さるくらい硬いのなら良かったのにな」



「チ○コならすぐ硬くなるし何なら今なってっけど見る？」



「見ない」



トレーニング終わりにデリヘ○でも呼べば士道もここまでトチ狂わないのにな。閉鎖的な空間で永遠とサッカーやってたらそりゃ溜まるよな。何でこんなにコイツのこと庇ってんだろうな私は。

というかデ○ヘルって呼んだらここ来んの？



つーか仕事中以外に来いって言ったよな。フル無視されてんだけど。営業時間外は受け付けてないから堂々とぶちのめせるんだけど構わん？



「つ〜かAちゃんって空手以外に色々齧ってんの？前卍蹴りとかイカす技やってたじゃん」

「空手極めるために色々と「武」を学ぼうと思って柔道、合気道、躰道とかちょっと習ってた」

「ふ〜〜ん。


　


あと下まつ毛くんのお兄ちゃん様と付き合ってんだろ？」


　


「付き合ってないんだよな〜〜〜」



お前もか士道。

やめてくれよマジで。そのウワサ結構広まってない？困るのは冴だろ。早く撤回しろよ冴。多分違う「Aちゃん」とゴッチャになってんだろ？日本に何人も恋人量産すんな。



「俺さ〜、略奪愛ってのもアリだと思うんだわ」

「へえ」

「N/T/Rとかスゲェ燃えるし」

「へえ」



「遠い異国に行っちまうお兄ちゃん様にLINEで孕 ませたAちゃんとツーショで撮って「俺のモノ♡」って感じで送んのマジ興奮しねえ？」



「そういうのは妄想だけに留めとこうな」



バン、と壁際にいた私を追い詰めるように壁に手をつけ見下ろす士道。
面倒臭さを隠さず下から見上げる。奴の顔は笑ってない。



「やらせろっつってんの」

「調子乗んな。また気絶させられてぇんか」

「は〜ァまじ生意気。屈服させてハダカでお散歩させて悔しくて泣いちゃうAちゃんの泣き顔拝みてえな」



そっか。
来世で頑張れ。



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