私、悟お坊ちゃまの専属メイドです。【呪術廻戦】

第14話「小悪魔」 ページ14

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「おい」

「」

「おい、聞いてんのか」



燃え尽きたぜ、真っ白にな……

ジェットコースター付近のベンチに座り、死んだボクサーみたいな感じで項垂れていた私の前で「お前こんなんでビビんの？」とメンドくさそうに悟お坊ちゃまが呟いた。



「死なない方が不思議ですお坊ちゃま。ガゴンガゴンいってたけどあれ多分次乗ったら壊れますお坊ちゃま」

「第二ラウンド行くぞ」

「ウバァァーーッ！！！嫌だぁーーー！！！」



今度は全力で抵抗した。

絶対絶対絶対嫌だ！！！もうイヤ！！今度乗ったら落ちる！！！


何でそんなつまんない顔してたのにこういう時だけ乗り気なの！？！？アンタ絶対私の反応楽しむだけに乗ってんでしょ、マジ性格悪いなクソお坊ちゃま！！！



「お前の顔死ぬ程面白かった」



ハァァァーーンこの野郎悟この野郎！！！！











結局3回乗った。
最後になった時ガゴンがゴシャッ！って言ってたから多分寿命近い。

3回平等に死んだ私を珍しく馬鹿みたいに笑い転げてる悟お坊ちゃまの顔はとてもレアだった。携帯を向けたかったが無いことに気付く。



「待っ、マジ？あれ？あれ？」

「ぽ、っポケット弄って何してんだよ、」

「いい加減笑い疲れろよ。携帯が何処にもないんですどうしよう。死ぬ程怒られるじゃん困る」

「それなら車の後部座席に投げといたぜ」



なんて？？



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