雪の花ー2ー

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DY side

最初はただただ可愛い子って印象だった
俺よりも一つ年下で日本でも韓国でも人気で素直な子
歌声が好きでなんとなく気になるなって

そんな子がある日突然目の前に現れて
ジェヒョンが特別に思ってる子だって知った

その時はそうなんだ、くらいに思ってたのに
いざ自分が同じ番組をやるってなって一緒にいる時間が増えた途端いろんな知らない部分を知って、俺を頼ってくれて、笑ってくれるのが嬉しかった

それでもジェヒョンの大切な人ってうまく行ってるんだって思ってたから抑え込んでたのに気づいたら抑えられないくらい俺も同じように特別に思ってた

DY「日本に帰ってから毎日連絡したのは俺がAのこと好きだから」
『でも、ユノの話ばっか』
DY「そうでもしないと返信くれないと思って」


もちろんそんな子じゃないのも分かってたけど連絡返ってこなくなるよりはマシだったから


『私そんなこと思ったことない。オッパが毎日色んな話してくれるの楽しくてただオッパと話がしたかったんだよ？ユノのことも報告してくれるのは嬉しかったけど、それよりもくだらないこと話してる時のが楽しかった』


好きだって言ってるのに、そこに触れずに連絡返さないわけないじゃんって怒るのはなんで？昨日のBoA先輩に攻められた時は戸惑ってたのに


DY「俺はジェヒョンに、勝てない。」
『勝負なんかじゃないよ、比べられない』
DY「優しいね」
『オッパが優しいから』
DY「別に答えは求めてないよ」
『ドヨンオッパ』
DY「お願い、まだ好きでいさせて？」
『でも、』
DY「その方が俺は辛くないから」


そんなこと言われたら無理に決まってるじゃんって泣きそうな顔しながら言うA


DY「困らせてごめんね」
『困ってないよ、』
DY「嘘つけ」


ただ、ごめんって俺に抱きつくのは気持ちがないからなんだろうな


DY「今日は家にいてもいい？」
『うん、ダメなんて言わないって』
DY「そっか、うん。」
『オッパ？』
DY「ん？」
『お腹すいた、』
DY「んはは、なんてタイミング？笑」
『作ってくれる？』
DY「いいよ」


俺はいつか他の誰かを好きになれるんだろうか


こうやって気まずくならないように機転を効かせてくれて俺が傷つかないようにしてくれるなんて罪な優しさだよ

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