Moon Night . 《短編集》

▽Yuta.J ページ25

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「まりん！結婚おめでとう〜！！」


高校からの親友、まりんの結婚披露宴。




まりん、綺麗だなぁ、、ってさっきから見惚れちゃう。

ウエディングドレス羨ましいなぁ、なんて、まだまだ私には程遠いものな気がするけど。





こういう披露宴とかは初めて参加したけど、久しぶり顔を合わせる友人がいたりして楽しいし、なにより、まりんの幸せな顔が見れて私も幸せ。


まりんとは数え切れないくらいたくさんの思い出があるし、やっぱり色々思い出すと感慨深くて。


まりんは恋愛面ほんとに苦労してたからなあ、、(笑)


心の底からおめでとうだなぁ。





「A！まりんのとこ声かけに行くけど、行く？」


「行く行く！」


高校時代のいわゆるいつメンってやつ？

みんなでまりんをお祝いして、写真撮って。楽しい。


なんだか、高校時代に戻ったみたいで、、、わたしも、あの時は恋に一生懸命だったのになぁ。



もう今は、恋愛はしばらくいいかな、なんて思ってるわけで。



ま「A、今日はありがとね。

なんだかんだAには一番お世話になったから、、

これ、受け取ってよ？(笑)」



可愛らしい、ピンクのお花があしらわれたブーケ。


「え、まりん、いいのこれ？こんなかわいいの、私には勿体無いよ！」


ま「何言ってんの、受け取ってよ。

私さ、Aのおかげでここまで来れたから、、。

あ、一つ約束ね！ちゃんと恋すること！(笑)

Aが新しい恋、見つけられるように願ってるから。

なんかあったら相談するんだよ？私が相談乗るから！」





まりん、もうさ、嬉しいじゃんか。





「も〜、、まりんのばか〜！」





本当に嬉しかったの。だから、新婦のまりんより泣いちゃって。



過去の恋愛なんて忘れなきゃね、ちゃんと私も幸せ見つけないと、、。






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