検索窓
今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:140,483 hit

ライバルよりも兄として ページ30

A「(一にぃ、怒ってる?
幻太郎さんとはいえ、ライバルのFling Posseのメンバーなわけで…)」


報告してはいけなかったのかと考えるA。
けれど、報告しなかったあとの方が怖くて仕方がない。

長男である一郎がどんなことを言うのか、少し怖くなったA。


一郎「そっか…」


そう言い、Aに近づくと、一郎はAの頭に手を置いた


A「え…」

一郎「良かったじゃねぇか」


一郎はAの頭を撫でた。


A「一にぃ…怒ら、ないの…?」

一郎「ん?なんでだ?」

A「……だって……」



バンッ!!!!))



その時、リビングの扉が勢いよく開いた


二郎「Aちゃん!!
夢野幻太郎と付き合っちゃダメだ!」

三郎「二郎!!」

A「え……」


二郎の言葉を聞き、一瞬何が起こったか思考停止するA。
幻太郎と付き合ったことは一郎にしか話していない…。

けれど、すぐに理解した。
Aが帰ってきて、リビングに2人が来ようと思ったら一郎に話した内容が2人にも聞こえていたらしい…。


一郎「……お前らなぁ……」

A「どうして、幻太郎さんと付き合っちゃいけないの…?」

三郎「幻太郎がいる“Fling Posse”は僕達のライバル、いわゆる敵なんだよ
そんな相手と付き合うなんてダメだよ」

A「でも、幻太郎さん優しいよ?」

二郎「け、けどよ!」

三郎「一にぃ、どうして何も言わないんですか!!」


三郎は一郎に「なんとか言ってください!」と言いたげな表情をしたが、一郎は「はぁ」とため息をついた


一郎「……お前達、敵だとしても付き合うのは誰であれ本人達の自由だろ?
つまり、それはAも自由なわけだ。
俺達がどうこう言う必要はないだろ?
まぁ、Aを泣かせるような事をした時は許さねぇけどな」

A「一にぃ…」

一郎「Aも、三郎と同じ中学3年なんだ。
自分のことは自分で決めるのが当たり前だろ?」

二郎「…そう、だよな…」

三郎「…一にぃが、そう言うなら…」


渋々であるが、一郎の言う通りで何も言えなくなった2人。


A「一にぃ、ありがとう!」


そう言い、一郎に抱きつくA。

Aの頭を撫でる一郎。
一郎に抱きつくAにも、一郎がAに抱きつかれている一郎にもずるい!!と思う二郎と三郎。

こんないい兄たちに恵まれて嬉しい気持ちになったAだった

友達という言葉→←兄への報告



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
287人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , 山田三兄弟 ,   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パナキ - こちらも返信が遅くなりすみません_(._.)_全然!むしろ嬉しかったですよ!知っている方が他にもいて(^∇^) (2021年7月23日 14時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
捺美(プロフ) - パナキさん» パナキ様 コメントありがとうございます(*^^*) 返信遅くなり申し訳ありません。実はそうなんです、不快な思いはされていませんでしょうか? (2021年6月6日 23時) (レス) id: 0d0d2a4518 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - 私も己○バンギャで、大好きなんです! (2021年5月22日 12時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - SNOWのメンバーの名前、V系の己○さんの名字じゃないですか!お好きなんですか? (2021年5月22日 11時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
後輩猛禽類梟(プロフ) - 感動した (2020年9月9日 21時) (レス) id: 3e8c58d12c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:捺美 | 作成日時:2019年1月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。