出版前の本…？ ページ26
Aと幻太郎はというと、幻太郎が最新巻の本について話していた
A｢あ、この前発売した幻太郎さんの小説、読み終わりましたよ｣
夢野｢早いですね、つい先日発売したばかりのものを…｣
幻太郎は、ほぅと言わんばかりの表情でAを見た
A｢そんなことないですよ、小説を読むのは好きですし｣
夢野｢なるほど…。
実は貴女に渡したい物があって持ってきました｣
A｢私に、ですか…？｣
なんだろうという表情のA。
彼女の前に出されたのは、本だった
A｢それは…？｣
夢野｢次の作品を出そうと思っているのですが、小生だけではどうも上手く書けなくて…。
1度貴女に見てもらいたくてサンプルを持ってきたんですよ…見てもらってもいいですか？｣
A｢え、いいんですか？
出版前のものを…｣
憧れの人の出版前の本…それを聞いて見たい気持ちが出てこない人はいない。
Aもそれを聞けば1度は見たくなる。
けれど、いくら憧れの先生の本とはいえ、出版前のもの…誰よりも先にその本を見る…それは、特別な気持ちにはなるが、逆に罪悪感のようなものが後押しをしていた
そんなAの気持ちを優しく丸め込むかのように、幻太郎は｢貴女に見て欲しいのです｣と伝えた
…それを言われたら読むしかない…そう思ったA。
A｢……じゃあ、是非……読ませていただきます……｣
申し訳ないという気持ちと、出版前の本に少しワクワクする気持ちを抱きながら幻太郎から本を受け取った
A｢(発表前の本……どんな話なんだろう……)｣
まだ公表されていない本。
題名が書いていない点でもドキドキしながら本を開いた
けれど、中は真っ白…白紙だった
A｢…あの、何も書いてないですが…？｣
夢野｢ほんとにそうでしょうか？｣
？を浮かべながら、Aは次のページを捲った
またもや真っ白……“騙されたのかな” と思うAだったが、さらに次のページを開くと文字が出てきた
“I love you”
A｢…これ、本の題名…ですか？｣
夢野｢いいえ、私の気持ちです。
…山田Aさん｣
A｢は、はい｣
いつもより真っ直ぐな幻太郎に緊張が走った
そして、幻太郎からはAにとって驚きの言葉が出てきた
夢野｢小生と付き合って頂けますか??｣
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パナキ - こちらも返信が遅くなりすみません_(._.)_全然！むしろ嬉しかったですよ！知っている方が他にもいて(^∇^) (2021年7月23日 14時) (
レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
捺美(プロフ) - パナキさん» パナキ様 コメントありがとうございます(*^^*) 返信遅くなり申し訳ありません。実はそうなんです、不快な思いはされていませんでしょうか？ (2021年6月6日 23時) (レス) id: 0d0d2a4518 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - 私も己○バンギャで、大好きなんです！ (2021年5月22日 12時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - SNOWのメンバーの名前、V系の己○さんの名字じゃないですか！お好きなんですか？ (2021年5月22日 11時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
後輩猛禽類梟(プロフ) - 感動した (2020年9月9日 21時) (レス) id: 3e8c58d12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：捺美 | 作成日時：2019年1月16日 20時
