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隠し事があったとしてもいつかは… ページ23

夢野「…なるほど、貴女はまだ中学生ですか…」

A「はい、来年には高校生になりますけど…」

夢野「貴女のような女性にも読んでいただけるなんて思ってもみませんでしたよ」

A「そ、そんな…」

夢野「……Aさん、その目は、怪我ですか……?」

A「え、ぁ……」


目のことを言われ、黙り込むA。
包帯を巻いてるとはいえ、ぱっと見ても色んな意味で痛々しいのはわかる…
けれど、模索されたくなくて俯いた


A「これは……その……」

夢野「……言えない事情ですか」

A「……火傷の痕が、すごいので……」

夢野「…火傷…ですか?」


幻太郎の質問に頷くA。
だけど、これ以上は聞いてほしくないと思い、俯いたまま。

Aの行動を見て、幻太郎もそれ以上は何も言わなかった。


夢野「余程の事情があるのでしょうね。
これ以上は何も聞かないようにしましょう」

A「すいません…」

夢野「こちらこそ失礼なことを聞いてしまいましたね…あまり聞かれたくないでしょう…」

A「……すいません」


幻太郎の言う通りで、謝ることしかできなかった。
けれど、幻太郎は「大丈夫ですよ」と優しく言い、Aの頭を撫でた


夢野「言いたくない話は誰にでも存在します。
それを無理矢理聞くことはできませんので」

A「……」


その言葉を聞き、優しい…と思ったA。
今までは興味本意で聞いてくる人はいても、実際に痕を見て引く人も居た。
そのこともあり、あまり言えないが…もう少し経ったら……と考えた


夢野「…Aさん、もう1つ…お聞きしてもよろしいですか?」

A「?はい…」


なんだろうと不思議そうに幻太郎を見ていると…


“また会って一緒にお茶できませんか”


と小声で、Aに聞こえる声で言われた。




それを聞き、Aも了承をした。




それからAと幻太郎は仲良くなり、よく2人でお茶をするようになった。
この行きつけのカフェで約束をして――

彼の後を追って→←御礼



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設定タグ:ヒプマイ , 山田三兄弟 ,   
作品ジャンル:アニメ
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パナキ - こちらも返信が遅くなりすみません_(._.)_全然!むしろ嬉しかったですよ!知っている方が他にもいて(^∇^) (2021年7月23日 14時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
捺美(プロフ) - パナキさん» パナキ様 コメントありがとうございます(*^^*) 返信遅くなり申し訳ありません。実はそうなんです、不快な思いはされていませんでしょうか? (2021年6月6日 23時) (レス) id: 0d0d2a4518 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - 私も己○バンギャで、大好きなんです! (2021年5月22日 12時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - SNOWのメンバーの名前、V系の己○さんの名字じゃないですか!お好きなんですか? (2021年5月22日 11時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
後輩猛禽類梟(プロフ) - 感動した (2020年9月9日 21時) (レス) id: 3e8c58d12c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:捺美 | 作成日時:2019年1月16日 20時

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