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五十六話 ページ9

???「そんなに握ったら血が出ますよ?」
その声握った手の主を見ると
『唯愛さん?』
唯愛「あ、やっぱりちょっと血が出てますね」

っと布切れを出して血が出てしまった
手に布切れを巻いてくれた

『汚れてしまうぞいいのか?』
唯愛「はい…あまり使っていない物だったので
応急処置ですが菌が入る可能性があるので後で消毒か何かを付けてください」

丁寧に布切れを巻くその彼女の手は
手馴れて居るように見えるが少し震えていた

目の前で人が亡くなったんだ
怖くて仕方ないはずだ
それに彼女に話した噂もある
次は自分が狙われるかもしれない状況なのだから

『逃げてください…』
唯愛「え?」

下を向いていた彼女にそう言うと
目を丸くして顔を上げた

『この遊郭には何か危険だ今日にでも出来るだけここから遠くに逃げるんだ』

もう犠牲者を出す訳には行かない
このまま犠牲者を出し続ければ鬼の思うつぼ
唯愛「あ、あなたは?」

『俺は少しやることがあるからここに残る
だが絶対に生きると約束しよう
そして出来るだけこのことを騒ぎにならない程度に
皆に知らせて避難させて欲しい』

唯愛「ど、どうやって…」
『どこかの大きな建物の老化がすすんで
崩壊する時に周りの建物が影響する可能性があるから
っといい逃げろ』

唯愛「…わかりました。やって見ます」

死なせないこれ以上なにも罪のない一般人を死なせない
唯愛「…どうかご無事で」


数日が経ったあと炭治郎伊之助善逸兄と僕
5人で集まり定期連絡をすることになっている

『炭治郎伊之助!』
先に集合場所には炭治郎と伊之助の2人がいた
伊之助「おぉ!お前も聞け!!俺ん所に鬼がいんだよ!!こういうやつが!!」
っと伊之助が勢いよく体をうねさせる

『…見たのか?』
伊之助「感じたんだよ!!」

『…』
炭治郎「い、伊之助Aが困ってるだろ?
ま、まずそろそろ宇髄さんと善逸が定期連絡に来ると思うから」

伊之助「いんだよ俺にはわかってんだよ!!」
また体を動かして話をする伊之助
それを宥める炭治郎

天元「善逸は来ない」
さっきまで居なかった兄が僕らに背を向けて
そう言った
炭治郎「善逸が来ないってどういうことですか?」

兄が言った言葉に炭治郎は質問する
天元「お前達には悪いことをしたと思ってる
俺は嫁を助けたいが為にいくつもの判断を間違えた
善逸は今行方知らずだ
昨夜から連絡が途絶えてる」

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noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年5月12日 23時) (レス) @page6 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日二コ x他1人 | 作者ホームページ:http://日ニコ  
作成日時:2022年5月8日 19時

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