キセキの世代を筆頭に一人の女の子が愛される

第10Q ページ10

〜A〜




黄瀬くんを止めるには火神くんの力が必要


でも単品では無理


だからみんなでフォローするって感じのフォーメーションを組んだ




海常は個々の実力も高く、笠松さんが一瞬の3Pを決めた



一筋縄では勝てない(いけない)相手だというのは分かってはいたけど






黒子くんのミスディレクションにも段々慣れてきたのか、ボールをカットされる回数も増えてきた



ジワジワと差が開く



バスケは体格のスポーツ




機能性能(スペック)が違いすぎればそれだけでハンデを背負うことになる





火神｢ハハハハ……！！｣


黄瀬｢……？｣


火神｢ワリーワリー。ちょっと嬉しくてさ。アメリカじゃそれがフツーだったんだけどな｣


黄瀬｢え！？アメリカいたの！？｣


火神｢勝てねぇぐらいがちょうどいい。おかげで分かったぜ。お前の弱点。見ればできる？見えなかったら？つまり、コイツだろ！お前の弱点｣


コートのどこかにいる黒子くんをわざわざ探して、首根っこを掴んで前に差し出した




弱点(それ)に気付いた火神くんに小さく拍手を送ると、ニッコリと笑った監督に頭をわしゃわしゃされた





第1Qが終了してインターバル2分



火神くんの面白作戦がハマれば黄瀬くんを止められる


リコ｢やっと頭冷えたみたいね｣


火神｢いや、俺は最初から……｣


日向/伊月『超ムキになってたよ！』


リコ｢けど2人の連携が大事よこれ。できる？｣


火神｢……う、なん……とか……｣


どもる無防備の火神くんの横腹を突いた



あれは痛いよ



黒子｢黄瀬くんを倒すんでしょう？｣


火神｢たりめーだ！！｣


やり返した



2人のパワーの違いを考えて！


黒子くんがダウンしちゃう



リコ｢逆襲よろしく｣

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