キセキの世代を筆頭に一人の女の子が愛される

第50Q ページ50

〜A〜



｢((ﾑｽ｣


さっきから修ちゃんとさつきが近い距離で話してる


構ってもらえないから交流を深める意味も込めて他校の人と話すことにした


宮地｢ふーん。あの緑間がねぇ｣


若松｢青峰を黙らすいいネタが出来た｣


主に私の知るキセキの世代について


みんな悪そうな笑顔(かお)してるな



余計なこと言っちゃったかも




森山｢そんなことより。俺個人としては君のことがもっと知りたいな｣


｢私……？ですか？｣


森山｢そう。例えば連絡先とか｣


笠松｢(コイツいきやがった……！！)｣


小堀｢(あえて誰もそこには触れなかったのに)｣


｢いいですよ。私も友達が増えるの嬉しいですから｣


森山｢ふ……友達か。まぁ、そこから始めるのも悪くないな｣


｢？？｣


どうしよう


何を言っているのか分からない



だって友達は、友達じゃないの？



自分はそんなにバカじゃないと思ってたけど、本当に分からないから自信失くす


しかも黄瀬くんと青峰くんは分かってるみたいだし



友達のところに名前が増えたのは嬉しいのに、素直に喜べないのは何でだろ



木吉｢どうした。難しい顔して｣


｢私ってそんなバカだったかなと｣


今吉｢さっきの流れ(会話)から何でそう思ったんや｣


｢友達からの意味が分からなくて｣


森山｢それはね。俺と付き合っ｢森山先輩！！｣


せっかく答えが聞けると思ったのに黄瀬くんに邪魔されてしまった




黄瀬｢本っ当にそういうのやめて下さい。今度、モデルの女の子を紹介しますから｣


森山｢可愛いのか。その子｣


黄瀬｢もちろんっスよ！！｣


森山｢だが俺はあの子がいいんだ｣





何の話ししてるんだろ


そもそもこんなに距離を取る必要ある？


え、なに


私の悪口？



虹村｢赤司。この合宿、いつ終わるんだ。俺としては大事な彼女がこんな猛獣の檻にあるなんて嫌なんだが｣


赤司｢Aが洛山に来ると言えばすぐにでも｣


虹村｢は……？｣


赤司｢元は、そのための合宿ですから｣


虹村｢はぁー？おま、それ……ふざけんな。ただでさえ洛山の監督はAのタイプでもあるんだぞ｣


｢た、確かにそうだけども！！好きなのは修ちゃんだもん｣


虹村｢っ////｣


何度も言うけどタイプと好きな人は別



帝光の白金監督もここにいる白金監督も素敵だけども！！


修ちゃんも私のそういうとこを理解して付き合ってくれてる


たまに距離感が近くて嫉妬してくれる


それはすごく嬉しい

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