キセキの世代を筆頭に一人の女の子が愛される

第46Q ページ46

〜桃井〜



え……？



えっ！？



聞き間違い？


好きな人じゃなくて付き合ってる人がいる？




だってそんなの私のデータにないよ！！？


おかしい！

絶対ありえない！


Aに彼氏がいたとすれば私だけじゃなくて他の生徒だって気付くはず



呆然としてると時間が飛んだのか、いつの間にか合宿所に戻っていた





それぞれ好きなことをやっているみんなを再び食堂に集めた


紫原｢どうしたの｣


緑間｢Aに何かあったのか！？｣


桃井｢みんな黙って｣


黒子｢あの桃井さん？本当にどうしたんですか？｣


桃井｢由々しき事態よ。だからみんなに聞きたいの。この中にAと付き合ってる人、いる？｣


リコ｢付き……？え、誰……え！？｣


みんなの様子(反応)と女の勘がこの中にはいないと言っていた


だとしたら、まだ出てない他高生？



この作者が出す予定なのは霧崎第一………と、灰崎くんのはず



どっちもAには相応しくない


素行不良が目立ちすぎる



だとすれば他の人かな？


Aの好きなタイプはオジサマで、尚且つ内緒にしてくれと頼み込む相手となると……



桃井｢白金監督？｣


すると、一斉に白金監督を見た


白金｢残念ながら彼女と会ったのは今回が初めてだ｣


桃井｢帝光の白金監督。だってAのどストライクだよ？好きな人とタイプは違うって言ってたけど、それって好きになった人がタイプってことでしょ｣


黄瀬｢確かに言われてみればあの2人、妙に距離が近かったかも｣


緑間｢他のマネージャーがいるのにAばかりに仕事を頼んでいたのだよ｣


各々、思い当たる節が出てきた


当時は信頼されてるんだなと思ってたけど、今にして思えばちょっとおかしい



そりゃAの恋は応援したいけど限度がある



100歩譲って歳上ってとこは目を瞑る

でも教師はダメじゃないかな



本人に聞きたいけど、プライベートなことだし、立ち入り過ぎると嫌われそうだからやだ



他の人のことはどうでもいいけど


むしろ嫌われちゃえばいいのに


赤司｢本人に聞こう｣


桃井｢ええ！？｣


赤司｢桃井。Aを呼んできてくれ｣


桃井｢い、いいけど。もし今のが全部本当だったら……どうするの｣


赤司｢………………話し合うに決まってるだろ｣


その間が怖い


オヤコロとか言っちゃう人だよ？


絶対それだけじゃない


だってあんなに爽やかは笑顔なのに目は笑ってない


まだ見ぬAの彼氏に同情した

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