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夏油side
軽く睡眠をとって任務に向かったが一級案件だったためすぐに終わらせることが出来た。
両親には昼過ぎに家に着くと連絡をし、最寄り駅へと向かう。駅を降りれば久しぶりの見慣れた帰路に頬が緩んだ。
駅前の遅咲きの桜の木にはまだ桜の花が残っている。
その桜とともに頭に浮かぶのは小さい女の子。
母さんならその女の子のことを覚えているだろうか。
会うことは出来ないだろうが名前が分かれば思い出としてずっと引きずって来たこの気持ちに終止符を打てるかもしれない。
手土産にケーキを買って帰れば母さんが笑顔で出迎えてくれた。
夏油「父さんは？」
「今日あの人仕事なのよ。
久しぶりに傑が帰ってきたのに残念ねぇ。」
夏油「また居る日に帰ってくるよ。」
「そうしてあげてちょうだい。」
コーヒーを沸かしてお皿にケーキをのせれば母さんとの会話に花が咲いた。
「私もぜひその3人に会いたいわ。」
夏油「会う機会はいくらでもあるよ。
そういえば、母さん覚えてる？私が小さい頃よく会ってた女の子。黒髪だったことしか思い出せないんだ。」
「そんな子もいたわね。
ちょっと待ってて確か写真があるわ。」
席を立つとリビングを出て寝室へ向かう足音がする。しばらくするとアルバムを手に戻ってきた。
「この前写真を整理した時に見つけたのよ。
ほら！あったわ！可愛いわね2人とも。
名前は確か······」
写真を見てまさか、と心臓が大きく音を鳴らす。
「名前はね、えーっと何だったかしら。
珍しい名字だったのよ。
思い出したわ！
華陀涅さん家のAちゃんよ！」
聞き馴染みのある名前に息が止まった。
夏油「華陀、涅A？」
「そうよ、本当に覚えてないのね。
小さい頃、四歳くらいかしら。二人でよくお喋りしてたじゃない、あの駅前の桜の所で。でも仲良くなってすぐに引っ越しちゃって傑泣いて落ち込むから大変だったのよ。」
あの女の子がA？
確かに記憶の中の女の子とAは似ているけれど。
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ビー玉(プロフ) - とろさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)お褒めの言葉本当に嬉しいです頑張らせていただきます☺️ (2022年2月8日 2時) (
レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - chiaki0708さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)作者自身も後から見直し驚いております(笑)少し優しく書きすぎました😂 (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - ろさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)ストレートな愛のお言葉受け取りました！☺️ (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - トキさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)「禪院直哉が優しい世界線」という事で暖かい目でご覧いただけたら嬉しいです(笑) (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - のむさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)応援のお言葉とても有難いです🥲頑張らせていただきます！ (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビー玉 | 作成日時：2021年5月5日 21時
