10人目の雪だるま。7 (( W.Shota )) (ページ19)

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A side

2ヶ月、3ヶ月と時が経った。

ダンス曲が出来てるから
ひーくんに振りをお願いして
マンツーマンで教えてもらい

舘にまかせてた衣装は
ある程度曲のイメージだけ伝えると
クオリティが高すぎるものが
どんどん仕上がり

構成や演出はメンバーに聞いたり
潤くんや大倉くんに聞いたりして
予定通り進み

今日は大阪初日。

みんなの力を借りてここまで来た。

ステージに立つのは1人だけど

1人じゃない。

私は知っている

"1人じゃないって最強だ"ってことを。

思ってたより緊張することなく
今日を迎えられただけ良しとしよう、笑

本番の幕が上がり

目の前に広がる綺麗なペンライトの景色。

自分だけのために集まってくれた人達が
こんなにいることがめちゃくちゃ嬉しい。

全力でパフォーマンスした後

MCの時間になった。

｢改めまして、SnowManの白羽Aです。
本日はよろしくお願いします！｣

と挨拶すると上がる歓声と拍手。

｢初日にしてですね、、、
メンバーが全員見に来てるんですよ。笑
そんなことあります？
全員ですよ、全員。

さっき、ピンク髪のちっちゃい人が
仲良くみんなで見に来た！って
ニコニコしながら言ってきました。

あんなニコニコされたら
怒るに怒れなかったけど
出来ることなら
バラバラに来て欲しかったなー、笑

そんなメンバーにですね、、、
手紙を書いてきまして。
私もですけど、表にいるとどうしても
泣かないようにする力が働くので
どうさだったらここで読んで
思う存分泣いてもらおうと思います。｣

私は持ってた手紙を出して
1度深呼吸した。