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東屋敷 亜久里(3) ページ6

「俺、視覚障害持ってるんですよ。」


まるで、「大変ですね。」と言わせないような、その一言。
あまりにもその事実がすらりと口から出てきすぎて、
またしても世界が止まったような気がした。

美央「…視覚障害…ですか…」

びっくりしすぎてなのか、はたまたそうでないのか、
私は不思議と冷静でいた。
彼が言ったその言葉を復唱する。

亜久里「はい。視覚障害。目が見えないんです。」

彼は、確認のつもりかもう一度言い、本当に短く説明する。

なるほど。
そうなら、先程の変な言動も納得がいく。

美央「へぇ〜…」
亜久里「……っぷ」
美央「?!」
亜久里「はははっ…美央さんて変な人ですね…!」

口に手を当てながら、くすくすと笑う彼に、
「はぁ??」と、「あなたの方が!!」という感情を入れて言う。

亜久里「ごめん…なさいw…だって、『視覚障害』って言葉が出てきて、“大丈夫?”とか、“辛かったね”って言わない人、初めて見ましたもんw」

…確かにそうだ…
もう、ある意味落ち着きまくっていた私には、そんな心配するような言葉、これっぽっちも頭になかった。
笑われるのも仕方ないことだろう。

美央「…なんかごめんなさい…」
亜久里「いいよいいよ。俺は美央さんみたいな人の方が接しやすくて良いですし。」

にこりと微笑んだ彼は、本当に視覚障害者なのか?と思わせるほどの、普通の男子に見えた。

それからはまだ時間があったし、生活の事について、失礼でない範囲で聞いてみた。
勿論、学校の事も。
普通の高校生の私が、学校に行くのが嫌になっているのだ。
視覚障害があったら行きにくくて仕方ないだろう…
しかし、反応は全く違っていて。

亜久里「学校かぁ〜…行けるもんなら行ってみたいねぇ…」
美央「東屋敷くんは学校行ってないの?」
亜久里「ん〜…“行ってない”んじゃなくて、“行けない”の方が正しいかな。親がさ、どうしても連れて行ってくれないんだ。『目が見えなかったら不便だろう』『家にいる方が安心よ』…って。」
美央「まぁ確かに…」
亜久里「でも、ほんとは俺、めっちゃ学校に行きたいんだ〜。トモダチとかも作ってみたいし、普通の授業も受けてみたい。」
美央「ふ〜ん…話聞いてきたけど、東屋敷くん、普通にたくさん友達作れそうだよね。」
亜久里「ほんとか?!嬉しいなぁ〜」

二人で笑い合う時間が、とても貴重なもののように思えた。


六時の鐘が鳴るーーーー

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ヨーグルッピ?軍団長(プロフ) - 猫好き柱さん» おお!!お久っす!!鬼みたいな命令する人だ(((((失礼だろっ!!() (2020年8月23日 19時) (レス) id: ca13edfdad (このIDを非表示/違反報告)
猫好き柱 - ヨーグルッピさん» やってください!(^^♪ (2020年8月23日 19時) (レス) id: 511b45b37e (このIDを非表示/違反報告)
ヨーグルッピ(プロフ) - みんと☆そら色☆さん» どぞどぞ〜♪ヨーグちゃん!!気に入っている呼び方だから、うれちい…まじすか!!好きっすか!!そんな褒められたらワイ頑張っちゃう…!! (2020年8月4日 22時) (レス) id: ca13edfdad (このIDを非表示/違反報告)
みんと☆そら色☆ - ここのコメント欄借りるね、端末没収されちゃって、しばらくボード使えなくなっちゃって…ホントごめん、やらかしました()呼び方はヨーグちゃんって呼ぶね!あとこういう話すきぃ… (2020年8月4日 22時) (レス) id: d4f7d0ff2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨーグルッピ | 作成日時:2020年8月2日 20時

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