俺で君を奏でる方法【YG】 (ページ10)

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だっ

ばっ

すっ

好きかって聞かれたら、そりゃあ。

『好きじゃないわけないじゃんこんな長く友達しててさ』

んー、この流れ大丈夫かな。

大丈夫だよね？頼むユンギ、誤魔化されてくれ。

頼む。

YG「うん、友達としての好きはわかってるわ、そう言うなら俺も好きだわ」

よし、いい感じ！

『ありがとう。嬉しい。』

YG「いや、じゃなくて。なんでキスした」

じゃない、ダメか！

全然誤魔化されてくれない！

私はもう半ば観念しつつ、それでもまだ誤魔化せないかと、

『ムラムラして…？ごめん、迷惑だよね？てか、事務所的にまずいとかだっけ？』

そう、冗談っぽく言ってみた。

YG「なんでお前がムラつくのに事務所からダメ出しくるんだよ。ウケる」

ユンギも冗談でそうやって半笑いで返してくれたけど、私は、なんて言うか。

もう駄目だった。

ずっと、なんのかんの友達枠の居心地が良いから、ここでいようって思ってたけど。

やっぱり、チャンスがあったら身体が自然に動いてしまうくらいには。

ユンギを、

男として、見てた。