終止符 noside ページ39
【noside】
「――え、いや、……沖田さんんんん!!?」
「嘘ヨ!!ウチのAがあんな人でなしに誑かされるわけないアル!」
「うっるせーなガキども、この前も送ってきてもらったりラブラブラブラブしてただろーが。毎日毎日公園デートしてやがるし」
んな今更なことに驚いてんじゃねーよ、と銀髪は耳に小指を突っ込んだ。…が、他二人の驚きは引かないようで。
「え、じゃぁ銀さん、最近Aさんは沖田さんと会ってたってことですか!?」
「やっと気づいたか駄メガネーそれだからお前はいつまでたっても駄メガネなんだぞ」
「誰が駄メガネ!!?」
「っていうか銀ちゃん、それマジアルカ!?」
「だからマジだって言ってんだろ」
「……Aって趣味悪かったんダナ…」
「地味に引くのはやめてやれ」
驚きの引かない様子を見せる少年と、自らの肩を抱きブルリと震えた少女。不意打ちのスキャンダルはふたりにおおきな衝撃を与えたようだった。
しかし一方、銀髪の興味はといえばその一段階上へ向いているらしく。
「――んで、まァ大事なのはその次だ。……あのふたり、一体どこまでいってると思う」
「え、ちょ、銀さんそれは…」
「あの腐れポリ公のことネ、どうせC飛び越えてZとかアル」
「マジでかZかよ、Aチャン一体どこまで行っちまってんだよ帰ってこられねーぞオイ」
「ちょっとアンタ等セクハラで捕まりますよ!!」
加速しだす悪ノリへメガネの少年が叫んだ。その顔はほのかに赤い。
「こんなので動揺してたらいつまでたっても童貞だぞ」「ほんとヨ、そんなだからお前はABCどころかピリオド止まりアル」「どうして終着点出発!!?」などなど、特に重要性のない会話が続き。
「――あぁもう、とりあえず!……万事屋としては、静かに見守っていきましょうよ」
じゃぁ僕洗い物してきますから!と。
無粋な詮索へ強引に打たれたピリオドに、銀髪と少女はつまらなさそうに顔を見合わせたのだった。
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中村(受験生)(プロフ) - ことにゃ@時間ほちいさん» 返信が遅くなってすみません…!(;´д`)23ページ、直させていただきました!あまりにもアホな間違え方でもしご指摘頂けなかったら…と考えると恐ろしいです汗 本当にありがとうございます!!また何かやらかしてましたら、お知らせ頂けると嬉しいです! (2018年1月27日 19時) (レス) id: cd501a87b6 (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ@時間ほちい(プロフ) - はじめまして。以前から楽しくにやにやしつつ読ませて頂いています。ところで、23ページの驚いて背中を話してっていう文、離して、ではないでしょうか。 (2017年12月9日 18時) (レス) id: b97928b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
鳥夢(プロフ) - び、びっくりしました!ここでこの作品が簡潔なのかと思いました!wこれからもゆっくりでいいので更新頑張ってください! (2016年12月18日 21時) (レス) id: 068b742e71 (このIDを非表示/違反報告)
中村(平日浮上なし)(プロフ) - 成瀬さん» コメントありがとうございます!中々番外編を書く時間が作れず申し訳ない限りなのですが、考えてはいますので気長に待ってもらえるととても嬉しいです…!ネタがぽんぽん浮かんでくれればいいんですが…笑 リクエストありがとうございました! (2016年12月18日 21時) (レス) id: c9af2bf87c (このIDを非表示/違反報告)
成瀬 - 今更なリクエスト何ですが猫かぶりの番外編を書いてほしいです (2016年12月16日 23時) (レス) id: 7fba721a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時:2016年11月27日 1時