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堪忍袋の緒が切れる ページ14

「――どいつもこいつも、儂を馬鹿にしおって」



・・据わった目で続けた、駿河様。――どいつもこいつも、とは。


(・・・・やはり会議で何か・・・?)


部屋の中は薄暗く、廊下の灯りを背負った駿河様は逆光でよく見えない。辛うじて分かるのは彼の目がいつもと違う色で覆われていることで。




「・・――駿河、様・・?」



戸惑いながら呼びかけてみると。



「・・・・・どいつも、こいつも・・、――お前も・・」


顔を上げたその人の額へ深い皺が刻まれていることに気づく。じとりと纏わりつくような視線は不快感を生み出した。



「・・・お前もどうせ何かの回し者だろう。・・無能な猿めが」



そういえば会議に居たあの男がお前たちのリーダーか、と。




「・・どうせそいつも大した男ではないのであろうな。所詮猿は猿だ」


「・・・・・・な、」




カァと頭に血が上る。手をきつく握り締めて、なんとか心を落ち着かせた。


(――冷静に、ならなくては。)


彼は厄介だと、高杉さんから聞いた。武市さんも理不尽だと言っていた。・・・なんとかしようと自分で決めたはずでもある。

言い返したくなるのを必死でこらえつつ、私が無言を守っていると。




「・・――猿が粋がりおって・・。情けない」



私ではない人を貶すようなその口調と、蔑みの視線。



「お主らの頭のようなのが変に出張ってくるから儂が迷惑を受けるんだ。・・・低脳な猿はそれらしく仲間内から出てくるな」




そして、直接高杉さんのことを馬鹿にした駿河様。――堪忍袋の緒が切れる音が聞こえた。

溢れ出しそうな→←真っ先に思いつくのはやはり



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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minami☆(プロフ) - いつも見てます。頑張ってくださいv(*⌒0⌒)v (2015年3月18日 7時) (レス) id: ffe66244c5 (このIDを非表示/違反報告)
高杉総悟 - 俺の姉のも受験生なんです。「受かってるかな?」(>_<)といつも言ってますぜ (2015年3月13日 22時) (レス) id: 8aa907f804 (このIDを非表示/違反報告)
中村@3/11受験(プロフ) - 応援コメ本当にありがとうございました!お陰様でなんとか終えられました・・ε-(´∀`*)結果はまだ分かりませんが、これからは以前の更新ペースに戻れるかと思われます。・・といってもやはり休日のみなのですが(^_^;) 精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します! (2015年3月11日 17時) (レス) id: 0d3c6b7cce (このIDを非表示/違反報告)
くるぅある - 明日いよいよ受験ですね!!fight!!!!ですよ☆ (2015年3月10日 18時) (レス) id: 272b881e40 (このIDを非表示/違反報告)
高杉総悟 - 受験頑張ってください (2015年3月8日 19時) (レス) id: 8aa907f804 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/  
作成日時:2015年2月28日 22時

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