【銀魂】白夜叉さんの恋愛遍歴【坂田銀時】

中々やる ページ34

「――ちなみに、Aはどうアルカ？」


「…え゛」




――突如、話題の矛先が自分に向かってきてしまった。…中々やるわね、女王様。

…動揺しかけた胸中を少し整理して。




「…いないの、悲しいことに」


「意外アルな」


「残念ながら男見る目なさすぎて困ってるくらい」


「マジでか、じゃぁAも私の下僕一号と同じかもしれないネ」


「…どんな？」




その下僕一号って、と聞くと。




「なんか爛れた恋愛しかした事の無さそうな甲斐性なしアル」


「…爛れた恋愛？」


「絶対奴は純粋な恋愛なんてしてないヨ」




……あぁ、じゃぁつまりは銀時みたいな奴ってことか。




「女王様も大変な下僕を抱えたものね」


「本当ネ。足臭いし」


「…地味に嫌だわ」


「おっさんだしだらしないし、オマケに金遣いも荒いアル」


「わかるわかる、そういうのってロクな奴いない」




――そしてそういう奴に限って、たまに見せる格好良いところが…、……どうしようもなくキマってしまうなんてことも、よくある。…勿論これは口には出さなかったけど。

でも、代わりに。




「…私の周りにも、そんな奴がいるよ」




それだけは、白状してみた。しかし。

同じだから、かも→←美少女で女王様で個性的で武闘派

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す