【銀魂】白夜叉さんの恋愛遍歴【坂田銀時】

凄く不安です ページ17

「…どんな、だァ？」


「そうそ、昔馴染みとして気になるじゃん。…って言っても付き合いは短いけど」




…一緒にいた時間を数えると1年とちょっとだけど、まぁ再会までに十年もあるからそこは昔馴染みという言葉に収まらせて欲しい。………ふっかーい、関係だったんだし。




「――で、どうなの？」




つまみで頼んだ唐揚げをつまみながら返事を急かすと。




「……万事屋だからな、なんでもやるぞ」


「なんでも？」


「迷い猫探しから不倫の証拠集め、あとなんかとんでもねー面倒事とかな」




ちなみに金額は要相談だ、とのこと。




「へー」


「なんならアレだぞ、お前がいくら合コンに行っても見つけらんねェパートナー探しも昔馴染みのよしみで格安で受けるぞ。十万とか」
「ぼったくんな馬鹿。というか相手くらい自力で見つけるし」




どこが格安だ、全く。私がため息を吐いて「で、従業員とかいるの？」と聞けば。




「あー、いることにはいるな」


「……え」


「何その意外そうな顔ォォ!!!」




だって意外だし。銀時が戦以外で人を率いるとか…、…なんか…。




「凄い不安なんだけど。どうしようこの気持ち」
「失礼だなオイ！」


「戦ならまだしも…っていうか戦でも一人でハチャメチャやってたってのに、社会に出て人を率いるとか血迷ったの？」


「血迷ってねーよ！つーかどういう意味だそれ!!」




どういうもこういうもそのまんまだ。

元攘夷志士で現犯罪者→←他力本願

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