【銀魂】白夜叉さんの恋愛遍歴【坂田銀時】

変態親父か ページ13

(…あー、コレ…。)



もしかしてやらなきゃいけない感じなのか。

………思わずというか、ため息が零れる。――けど、やらないわけにもいかないし。




「――銀時」


「…、…おう」


「なに、変な間空けて」


「うるせーな、昔も呼ばれたなーっつって懐かしんでただけだろ」




…懐かしむも何も、私が白夜叉――もとい、銀時のことをそう呼んでいたのはことの最中だけであり。…つまり。




「………変態親父」


「あァ!?誰がだバカヤロー!!」


「ナニ思い出してんの？懐かしむってそういうことだろが変態め！」


「勝手に変な想像してんじゃねーよアホ！」




取り敢えずこれから名前呼びだぞ、なんて。




「……それなら銀時も小娘なんて呼ばないでよ。この年になって小娘とか恥ずかしすぎるし」


「当ったり前ェだろ。再会してからんな風に呼んでねーしな俺」



と、そんなそいつの言葉に頭を巡らせてみて…、…確かに、と気づいた。



「…なんで？」


「あ？なんでも何も、小娘なんつー年じゃねーだろ」




こっちが驚くくらい大人になりやがって、などと零す銀時とて十分大人であると思う。…こちらを見つめるその双眸から、色気が出ているところだとか。…まぁ、




「昔は真っ平らだったのが多少は凹凸も出来たみてーだしよ」


「……最低」



…………続けられたそんな言葉に、それを言ってあげる気はなくなったんだけども。

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