【銀魂】常連さんはさぼり魔さん【沖田総悟】

いやいや、ないない ページ22

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「――よー」



――と、いつもの時間帯いつも通り気だるく響いた、その声。最近また毎日ここを訪れるようになってくれた沖田さんのものだ。




「あぁ、沖田さん。おさぼりお疲れ様です」


「疲れてねーけどな、サボりだし」


「まぁそうですよね」




さぼりじゃなかったら逆に驚いてしまうくらいには、私も沖田さんのことを理解してきた。




「でもま、来てくれるならいいですけどね」


「何でィ、金搾り取るってか」


「私はそんな腹黒じゃぁありません」


「じゃぁ何だってんでィ」




――そんなの、沖田さんがいないと結構つまらないからに決まってるじゃないですか、と返そうとして･･ストップ。



(･････ま、待った私！)



“沖田さんがいないと結構つまらない”？



「心配したり会えないと寂しかったり一緒にいたかったり、とかなぁ」



不意に、お父さんが語った“恋”についてが脳裏に蘇って。





(････“一緒にいたい”、って･･、)




――こういうことだったり、しちゃう？




(･･いやいや、ないない･･･。)




有り得ないって、そんなこと。

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