【銀魂】恋する居候【土方十四郎】

他力本願 ページ40

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「――ねぇ、銀時。」


「あァ？」



「土方くんの地雷って、何？」




･･･私が銀時へそう言ったのは、デートが終わって一週間ほど経ったある日の夜のこと。




「･･･････地雷？」



そいつは、複雑そうな顔をした。




――まぁ、私もこの一週間、土方くんの地雷について考えたりはしたんだけども。･･･なにしろ抜け目ないというかこれっぽっちも弱みを見せないというか、そもそも弱みを見せてくれる状況ってどんなだって話で。


･･･結局、銀時に頼ることにしたのだ。卑怯なのはわかってんだけどね。




「何かあるんでしょ。この前踏んだかと思った」


「意外と踏んでんじゃね？お前無神経だし」
「ぶっ飛ばすよ」




誰が無神経だ、と頭を叩いておく。･･それより。




「それで、どうなの？」


「･･･あー、アレじゃね？マヨネーズに溺れたとかじゃね？」


「誤魔化さないでよ」



私の言葉に、銀時がため息を吐いた。




「･･お前本人には聞いたの」


「聞けるわけ無いでしょ。･･･まぁ、敢えて踏んでみるのもひとつの手かもしんないけどさ」


「恐ろしい奴」



そいつの口ぶりからなんとなく、銀時はそれを知っているのだなと思った。

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