【銀魂】恋する居候【土方十四郎】

なんか超楽しそう ページ28

――って、そんなことより。



「そうそう、他にない？なんか惚れてくれそうなこと」


「･････一回押しかけてみたらいいんじゃねーの」


「真選組に？もうやったよ」


「やってんのか。んじゃ休みの日に茶でも誘え」




･･･それはつまり。



「デートてきな？」


「だろーな」



ほうほう、と考えてみる。もしもお茶に誘って土方くんがオーケーしてくれたとして、そしたら数時間は一緒にいられるわけか、話しながら。



「惚れさせるとかそういうのは置いといて超楽しそう」


「目ェ輝いてんぞ」


「恋する乙女ですから」



というか私の惚れる相手ってみんなして鈍いんだよねコレが。それこそ面白いくらいに。



「そういえば銀時も全く気付かなかったしさー･･」


「ばッ、お前突然人を巻き込むんじゃねーよ！」


「うるさい。･･だって私結構過激なこと言ってたし」


「例えば何だ？」


「『銀時が死んだら生きてけない』とか」


「･･････それ確信犯なら意外と肉食だぞお前」


「自覚済みでした残念」



･･と、まぁそんな不毛なやりとりを終えて。



「それじゃ取り敢えず、今度デートにでも誘ってみるね。なにせ土方くんも鈍そうだから苦労しそうだけど」


「強請りとかしてお縄になるんじゃねーぞ」


「んなことするわけないでしょ」




――取り敢えず、一つ上のステージに上がってみることになったのだった。

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