【銀魂3z?】新婚さんにこんにちは【坂田銀八】

休日の無駄遣い ページ9

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――夏休み開始から、3週間。残りも大分少なくなってきた頃。



「――なんか今日涼しいね」


「そうだな」



ここ5日は学校で働きっぱなしだった私たちは、久しぶりの休日をだらだらと過ごしていた。････いや勿体無いのはわかってるんだけど。



「･･やることないね」



そう、面白いくらいにやることがないのだ。もう正午過ぎだというのに。



(････これじゃ休日の無駄遣いだよなー･･。)



勿体無い、と私がため息を吐いたそのとき。




「――――あ。」


「何？」



声を上げたのは、銀八。･･そして。



「――デート、するか」



そいつは聞き覚えのある台詞を発した。





「･････デート？」


「おう。お前、前に『暑いからやだ』っつってただろ。今日ならそんなに暑くもねーし」


「別にいいけどなんでそんなにデートに拘ってるの？最近」


「あ？なんだかんだ言って同棲始めてっからしてなくね？」



その言葉に一瞬考えて。



「そういえばそっか」


「そうなんだよ。この間気づいた」



ここらで行っとかねーとマジでデートしなくなりそうだしよ、とのこと。



「――うん、わかった。行こうか、デート」


「んじゃ支度してくるわ」





――――まぁ、そんなわけで。


急遽、デートとやらが決定したのだった。

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