【銀魂3z?】新婚さんにこんにちは【坂田銀八】

あ、　side銀八 ページ7

【銀八side】



「･･･え、Aちゃん？どうかした？」


「どうもしてない！顔見たらほんと埋める！！」



いや何この子！超可愛いんだけど！！


横目で見えるそいつのいつもなら白い耳は真っ赤に染まっており、当人がどれだけ緊張しているかを物語っていた。･････正直、俺を殺りに来ている。確実に。



(･･･つーか、)



「お前本当どうしたんだよ」


「･････銀八がイチャつきにこいって」


「･･いや言ったけど！言ったけども！！」



まさかマジでやってくれるとは思わなかった。大丈夫かお前、などと言いつつ口元が緩んじまっているのは不可抗力だろう。





「･･･････マジ可愛いんだけど、A」


「うっさい黙ってろバカ」



口調こそキツいもののそれが照れ隠しなのは誰が見ても分かり。こんなこと中々しねー奴だ。かなり恥ずかしいんだろう。･････しかし。



(････あ。)



そんな奴を見るとさらにいじめたくなっちまうのが、ドSの性だってのを忘れちゃいけねェ。



(･･スイッチ入った。)





まずは首の後ろに巻きついていたAの腕を解き、俺に向き合うような体勢にしてやった。真っ赤な顔を不自然に逸らすその行為が俺を煽っているというのを多分コイツは知らないんだろう。




「――なァ、A」


「････な、に」


「そんだけ？」


「････････････はい？」




素っ頓狂な声を上げたAへ笑みを向け。





「キスとか、ねーの？」


「･･･き･･ッ！？」

激レア→←まさかまさかの

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す