【銀魂3z?】新婚さんにこんにちは【坂田銀八】

お披露目 ページ14

「ったりめーだろ。俺嘘つかねーし？」


「えぇ！見せてください先生！」


「んじゃ本人確認な取り敢えず」



と、私の知らないうちに話は進んでいってしまい。



「･････らしいけど？」

「死ね銀八」

「物騒だなオイ」

「ほんと死ね！！」



「オッケーだってよ」



はぁ！？いやオッケーしてないし！と訴えようにも、そんなことしたら一発でバレてしまうのは明白だし。



「――で、まぁこいつが俺のアレ」



と、銀八にずいと生徒の前へと押し出されてしまった。･･･焦りに焦った私が咄嗟にとった行動は。



「････んでお前、なんでバッグ盾のように構えてんの」


「･･････、」



バッグを顔の前へと移動させた、とそれだけ。我ながらアホかと思うけど、それ以外に方法なんて思い浮かばないし。



「どーいうつもりだお前」

「それこっちの台詞」

「････なに、Aは俺とのことがバレるのが嫌なわけ？」

「･･そりゃ、」



――――それは、その。



「･･････嫌じゃ、ないけど」

「んじゃ良いじゃねーか。遅いか早いかの違いだよ」

「･･･でも、」

「支障もなにも出ねーわけだし、なんか問題あるか？」



その言葉に結局、いつも通り丸め込まれてしまった私は。





「――――･･･ー･･っ」



ゆっくりと、顔の前のそれを下ろした。

一瞬の沈黙ののち→←一体何故こんなことに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す