【銀魂3z】裏返しの恋【沖田総悟】

休憩になっていないというか ページ17

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「――おじゃま、します」




言いながら、私が足を踏み入れたのは総悟の家。


････今現在私たちは祭りの終了時刻より少しだけ早くその場から切り上げ、総悟の家で一休みしているところで。謂わば休憩だ。･･休憩、なんだけど。





･･私は、柄にもなく緊張していたりする。･･だって“あれ”以来だし、ここ。



ソファの上に腰掛けて、いつも自分はどう振舞っていたのかと私が一生懸命考え始めたとき。




「････なに硬くなってんでィ」


「･･う、っさい」




やはりここでも私の気持ちを見透かした総悟。なんだか勝ち目がないような気がする。




「････別に硬くなんてなってないし」


「嘘つけ」



そこらじゅう強張ってんじゃねーか、とのこと。


･･まぁ確かに事実だけど、でも認めたくなくてしどろもどろしていれば。




「――悪かった」


「･･え･･･、」



「････この間のこった」




不意に、謝罪の言葉が聞こえた。




「･･･な、そんなの、別に･･」



「『別に』じゃねェ。･･･待つのが当たり前ェだとか抜かしといて盛るたァ、とんでもねー野郎でィ」




おまけに惚れた女怖がらせちまって、と更に総悟は続ける。




「･･もし俺が嫌になったなら言いやがれ。･･･怖ェか？」




言った総悟は、私の方をなんとも言えない表情で見つめていて。――いや、待ってって！

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