【銀魂3z】意外な本心【沖田総悟】

楽しい ページ46

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「――･･はぁー･･･っ」



あたりがオレンジ色に染まり始めた頃、伸びをしながら言った。


････プールは、もう終業時間を迎えていて。




「･･終わってしまったアルナ･･･」



「結構疲れたね」




なんてったって数時間ぶっ通しだから結構疲れてしまった。･･けど。




「･････ま、楽しかった」


「そうね、久しぶりにこんなに遊んだわ」




うん、楽しかったのは確かだ。普段こういうのって乗り気になるたちじゃないけど、でも楽しいものは楽しい。




「それなら良かったアル！」



「ええ。次は女子だけで来ましょうね」



「そりゃ勘弁して下せェ、姐さん。そいつ、目ェ離したらどうなるかわかったもんじゃねーんで」
「いやどういう意味」




なにその言われよう。妙ちゃんも妙ちゃんで「そうだったわ、ごめんなさい」なんて言っちゃってるし。認めないでよ、もう。




「何にしろ、この休みは遊び尽くすアルヨ！まだまだ始まったばかりネ！」


「取り敢えず突然連れ出すのさえやめてくれたらいいから、私は」


「仕方ないアルナ。じゃぁまた計画立てて連絡するヨ」
「それが当たり前なんだけどもね」




暫くそこでそんな話をして、「それじゃ、解散としましょうか」なんていう妙ちゃんの声で私たちは手を振りあったのだった。




――――うん、まぁ。



(･･･次が楽しみとか、柄じゃないけど。)



でも中々いいね、これも。なんて。





「･･･行こう、総悟」


「へいへい」



長く伸びた影を引き連れて、私たちも帰路に着いた。

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