【銀魂3z】意外な本心【沖田総悟】

不快指数上昇中 ページ35

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「――んじゃ、てめーらハメ外しすぎんじゃねーぞ」



――と、教室に銀八の声が響き。




キーンコーン、とチャイムが鳴り響いて、そして。




「「「夏休みだァァァアアアアアアアアア！！！」」」




･･････勿論私は叫んでいない。けどもこれで分かっただろう。




――――今日から、夏休み。



猛暑というんだろうか、今年は。いかにも夏だと主張するような熱気に、夏休み突入を喜び何かを期待する生徒たちの熱気が混じって不快指数が跳ね上がっている。





「･･元気すぎでしょ、みんな」



「顔が死んでるアルナ」



「暑すぎるの」




正直家まで歩いて帰るのも面倒くさい。でも学校にいるのも面倒くさい。こんな私に誰か最善策を教えてくれという感じだ。




「まぁでも、明日から夏休みアルヨ！」



「そーだね」



「遊び尽くすアル！！」



「そーだね」




あっつい。それにしてもあっつい。




「･･･持ち運びクーラーとかないの？」



「逆にあると思うアルカ」



「や、思わないけど」




とにかく、と神楽が言って。




「近いうちにAの浴衣でも買いにいくネ！」



「･････････え、私？」



「祭り、行くんダロ？」



「･･そっかー･･･」




はぁ、とため息をついて「それじゃそのときはよろしく」と神楽に言ったのだった。

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