【銀魂3z】意外な本心【沖田総悟】

案外あっさり ページ28

「････ちなみに、総悟」



「何でィ」




取り敢えず私のここのところの悩みが解決して、数十秒。総悟に向かって口を開く。




「体勢、直そうか」


「あ？」


「『あ？』じゃねえわ」




そう、話は無事解決で終わったものの、体勢は先程から変わっていなくて。





「････折角、いい感じの体勢だってのになにもなしは寂しいだろ」



「いや寂しくない」



「別にとって食おうってわけじゃねーよ。･･ただ、」




キスしようってだけ、と。




「･･ん･･･、」




――相変わらず総悟の口づけは優しい。気遣ってくれているというのが、伝わって来るようなそんな口づけ。



･･･それがどうしようもなく落ち着くから、私は総悟からのそれが好きだ。多分。




･･･････でも。




「････そ、ご･･！」




流石の私も酸欠には勝てなかった。



息絶え絶えで、ようやく唇を離してもらう。




「･･はぁ･･･ッ」




思い切り息を吸い込んで総悟を見上げれば。




「･･･来月の終わりの祭り。浴衣着て来い」



「･･････は･･･？」



「どーせ一緒に行くことになんだ。そしたら浴衣着て来い」



「え、や･･」




それだけ？

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