【銀魂3z】意外な本心【沖田総悟】

知ってはいるけど ページ22

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「――･･ソウイウコト、ねー･･･」




呟いた声が反響するのは風呂場。今現在私は自宅で風呂に入っていて。



考えるのは、さっき皆に言われたこと。



命令内容がそういう方向なのではないか、というもの。




――――まぁ、総悟だから無理矢理とかそういうふうにはならないだろう。確実に。



･････だけど。




(･･“待ってくれてる”、か)




私はもしや、待たせているのだろうか。





「･･････はぁー･･･」




････付き合いだして、数週間。一ヶ月弱。


その間になにもなかったわけではない。キスは結構な頻度･･、というか、総悟の家に行く事があればほぼしているし。



手だって今まで通り登下校の時に繋いだり繋がなかったりしていて。




･･だけど考えてみればそういう雰囲気になったことはなかった。


私が無意識に避けていたのか、総悟が気を使ってくれたのか、はたまたお互い何も考えていなかっただけなのか。



勿論、わかるはずもない。わからないけど･･、･･･わからないからこそ、不安なのだ。




世間の恋人同士がそういうことをするっていうのは知っている。そりゃぁ高校三年生だし。


でも、いざとなると私はなにも知らないわけで。

やっぱり逃げ場は夢の中→←身の危険というかなんというか

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