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隠した気持ちが日の目を見るとき side総悟 ページ13

【総悟side】



「総悟がいないとつまらない、私は」




聞こえた声に、思わず息を呑んだ。


少し前なら有り得ねーことを口走ったAの目はいたって真剣であり。




「・・・・口説き文句かィ」



「そうとってもらっても私は構わないけど」





・・・その言葉に、情けねーが俺は動揺した。かなり。





「・・そりゃ、どういう意味でィ」



「どーだろうね」




はぐらかすA。・・・・・まぁ。




「テメーがどう言おうと幼馴染なんざに戻る気はねーよ」




幼馴染としてそいつに接する気もないし幼馴染の距離を守る気もない。

・・・・んな報われねーこと、してられっかってんだ。




「・・・A、」




と、そいつの名前を呼んで。




「悪りーけど、幼馴染なんかじゃ俺ァ満足できねェ」



「・・・・満足?」





「――――惚れた女手に入れるにゃ、近すぎらァ」




幼馴染という名のその距離は。



「・・・・・な、」




まだ俺の言葉の意味を理解できていないらしきAが目を見開いたと同時に俺はそいつに手を伸ばし。





「・・総、悟・・・?」



小さく俺の名を呼ぶそいつを、キツく抱きしめた。




「――好きでィ、A。悪りーが俺ァ、もうずっと前からお前ェに惚れてる」






ずっとAに告白する男どもを疎ましく思う反面羨ましくも思っていた。


軽い気持ちのその告白を、自分が出来たらと思うこともあった。・・・・まぁ、どう頑張っても自分の気持ちはこれでもかってほどに重めェままだったが。




そんな訳で俺はテメェの気持ちをテメェん中にしまいこんでいたのだ。




――だが、今。



今口にしたその言葉は、多分Aにも届いただろう。




俺ん中から、放たれただろう。きっと。

幼馴染じゃ、→←やっぱり、つまらない



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設定タグ:銀魂 , 3z , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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はづき - 沖田君カックイー! (2014年10月4日 8時) (レス) id: e6a181f4af (このIDを非表示/違反報告)
れんな(プロフ) - 更新キター (2014年10月3日 22時) (レス) id: 110c41cfc0 (このIDを非表示/違反報告)
mow - 近藤さんの登場吹きましたww更新ガンバッテくださーい! (2014年10月2日 21時) (レス) id: 99272dde69 (このIDを非表示/違反報告)
れんな(プロフ) - なぬ!!金曜日まで更新ないのですか?!ショボーン。待つしかないですねm(。≧Д≦。)m (2014年9月30日 7時) (レス) id: 110c41cfc0 (このIDを非表示/違反報告)
中村@テスト終了(プロフ) - 皆様コメ感謝です!明日から学校が始まってしまう関係で金曜まで更新できないのですが、見捨てないで頂ければ・・(;´д`) 更新頑張りますね!! (2014年9月29日 19時) (レス) id: 0d3c6b7cce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/  
作成日時:2014年9月27日 20時

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