なんという漢前 ページ49
・・・・・あれ?うん?
なんだか私はまだ何もしていないのにお客さんが吹っ飛んでいってしまった。
「・・ふぅ。
大丈夫ですか?Aさん」
・・・・・・・お妙さんの手によって。
え・・えぇぇええぇぇえぇえええぇえええ!!!!?
え、ちょ・・お妙さん!?私お妙さんに助けられちゃったもしかして!!?
だって仮にもさ、私警察だよ!?警察がキャバ嬢に助けられていいものなの!!?それともお妙さんをキャバ嬢の枠にはめちゃいけないの!!!?むしろ私が警察名乗っちゃいけないの!!?
「そ・・そんな!!」
だってそれはつまり!
「お妙さんどうしましょう!私失業しちゃいます!!!」
お先真っ暗だ。いや旦那がいるからいいか。お先バラ色だ。むしろ銀色だ。
「ギンギラギンにさり気ない人生が私を待ち受けてますどうしましょう!」
「・・・・Aさん、一度殴ってもいいですか?」
「申し訳ありませんでした」
私の思考回路を一気に現実へと引き戻すお妙さん。
というか!
「あの、お客さん殴っちゃって良かったんですか?」
「えぇ構いませんよ。うちで働いてる娘に手を出そうだなんてそんなクズに生きる価値はありません」
わお、言い切った。
「Aさんに面倒なお客様の相手をさせてしまってすみませんでした。あの人、どうもお酒が入るとああなってしまって」
お妙さんが床に伸びたお客さんに目をやりながら言う。
「いえいえ!全然大丈夫ですってば!!」
「でも着物も乱れているし・・。
もうお客様も大分引いてきたから、Aさんもお休みにしましょうか」
「えぇ!!?」
「何かお詫びが必要でしょう?銀さんにでも伝えておきますから待っててくださいね」
「え、や、お妙さん!?」
なんてことだ、なんだか夜の9時前にして解雇命令だ。ちょっと違うけど事実上はそんな感じだ。だいぶ違うけど。
・・・・・・・・・・・・うん、まあ。
突如デートも決まったっぽいし、幸運には違いない。
(・・よし、あやかろう)
一瞬で決めた私は、身支度をしに控え室へ戻った。
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ユイカ(プロフ) - 完結おめでとうございます!(≧▼≦)この小説とっても素晴らしく面白いので、5巻いくんだなぁって思うと凄く嬉しいです!続編楽しみにしてます!(*´∀`*) (2014年6月21日 15時) (携帯から) (レス) id: 482f866714 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 主人公元気だなwwwあの、主人公が仕事中にけがして銀時が心配するとこみたいです((((( (2014年6月20日 22時) (レス) id: 30c4734225 (このIDを非表示/違反報告)
中村@ホムペ必読です(プロフ) - 皆様コメント感謝です!>>かなみ様 本当ですね!ありがとうございました(#^.^#)次からは気を付けさせていただきます(>д<)ゝ” (2014年6月20日 20時) (レス) id: 0d3c6b7cce (このIDを非表示/違反報告)
はらまき(プロフ) - 続きがすんんんごい楽しみです! (2014年6月20日 15時) (レス) id: ebf58c7001 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2014年6月19日 23時) (レス) id: 41562bfd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時:2014年6月14日 14時