【銀魂】翻弄彼女【坂田銀時】

いたら奇跡 ページ41

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「――ふぅー･･」



旦那と会ってから数時間、キャバ嬢業務を終えた私は、大きくため息をついた。






･･･････あのあと、実は仕事についてお妙さんに怒られはしなかった。でも旦那と付き合ってることがバレて･･というか、付き合っていることを言い忘れていたことを怒られた。



･･･運がいいような悪いような。





『････あら、もしかして私に隠し事でもしていたんですか？』



冷たく微笑んだお妙さんにちょっと失禁しそうになった。だって怖いもの！





･･と。




「あ、Aさん。まだいたんですか？」




声をかけてきたのは今の今まで頭に浮かべていたその人。




「はい！お妙さんこそ」




というかこう見るとお妙さんはやはり美人だ。なんとかして人を殺しかねない凶暴さを消すことができたらそれこそ完璧なのに！





「勿体無いですねぇ」
「何がですか？」



「いいえ！なんでもないです！！なんかすんませんでした！」






やっぱり撤回お妙さんは今のままで完璧ですだから殺さないで！！と内心で言い切り、深呼吸。



冷たい微笑を浮かべるお妙さんにビビらなかったわけじゃないけども取り敢えず難は逃れた。良かったこれ以上口を滑らせなくて。








「･･･あ、それじゃぁ私帰りますね」



「そうですか、分かりました。気をつけてくださいね？」




旦那が待っててくれるかなー、などと奇跡にも等しい思いを抱えながらキャバクラを後にした。

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