【銀魂】愛しさと信頼と一抹の不安を【沖田総悟】

真の目的？ ページ7

「――――じゃぁ、佐伯さんのお部屋はこちらになります」




屯所では一番広く、綺麗な部屋へと佐伯さんを案内する。





「ありがとう。」



「いえ。･･･あ、そういえば佐伯さん、どのくらいここに居られるんですか？」





少し気になったので聞いてみれば。





「お父様が心配性なものだから、2泊しかできないの。明後日の朝には帰ることになっていて。」



「･･大変ですね」





さすがお嬢様、というか。





「でも、わざわざ江戸を観光なんて、どこか行きたいところがあるんですか？」



「いいえ？」





「･････････はい？」





あれ、ないの？





「実はあたし、他に目的があるの」



「･･･目的？･･ですか」





思わず敬語を忘れてしまった。





「えぇ。･･まぁその内教えてあげる。」




「あたし、そろそろ街へ出たいのだけど」と立ち上がる佐伯さん。





「あ、はい。すぐに隊士を――･･」「それと」



「なんでしょうか？」




「護衛、一番強い方にしてくれる？心配なので。」



「お易い、御用です」





一番強い人は誰だっけ、と考え始めるより先に頭に浮かんできたその人のもとへ向かった。

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