【銀魂】憎しみと嫌悪と一輪の薔薇を【沖田総悟】

どういうこった　sideA ページ47

「――――オイ、ちょっと付き合いやがれ」



沖田さんからそんな声がかかったのは、ある日の朝のこと。




「･･どうか、しましたか？」




突如開いた部屋の襖を、寝巻きの浴衣姿のまま見上げながら聞く。




「出かけっぞ」



「････私、ですか？」



「当たり前ェだろィ」



「･･、分かりました。･･･用意、します」





どこに何をしに行くのか全くわからないけど、とにもかくにも用意を始めた。




＊



「――お待たせしました」



準備が終わり沖田さんの前に姿を見せると。




「んじゃ、行くぜィ」



「え、お･･沖田さん？」





沖田さんは隊服姿ではなく、私服の袴姿。





「あの･･、仕事じゃないんですか？」



「今日は非番でィ」



「･････それじゃぁ、なんで私が連れられているんですか」



「暇だから」




え、と思わず声が漏れてしまう。




「･･･私も仕事があるんですが」



「それなら心配要らねーよ」



「･････はい？」



「土方さんにはちゃんと言ってきてやった」



「･･････････はい？」

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