【銀魂】憎しみと嫌悪と一輪の薔薇を【沖田総悟】

やばい、かも？ ページ26

「おい兄ちゃん、その嬢ちゃん離してくんないかなァ？」




目の前には沖田さんの隊服が押し付けられていて･･･、･･つまりは、抱きしめられている、という状況のせいで視界は真っ暗。そのせいか男たちの言葉がやけに大きく聞こえた。


････というか、やばいかもしれない。




男たちに捕まればまさに一巻の終わりだ。しかし沖田さんがあちら側に私を渡すことも考えられる。


だって、真選組から見れば私なんて邪魔だと思うし。



･･･見方を変えれば、これは私という邪魔者を消す良い機会ともとれるし。







････････あれ、本当にやばい？



たらり、と背中を冷や汗が伝うも、そんな私の不安は一瞬で打ち砕かれた。





「離す訳ねーだろィ」





･･こんな、沖田さんの一言によって。




「あァ！？」


「小僧、テメェ･･」




「誰が、小僧でィ」




声のトーンを下げた沖田さんに、男たちがざわつく。





「真選組一番隊隊長をなめんじゃねーよ」






･･････ここから先は、明記しなくとも良いだろう。

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