【銀魂3z?】嫉妬、始めました【坂田銀八】

まぁつまりは恥ずかしい ページ34

「……いや本当やめてね変な気起こすのは、ってうわ…ッ」



にやり、口角を上げた銀八に左手首を引かれ、人気のない道へと入ってきてしまった。





「……………こんなとこに連れ込んで何する気」



「アレだな、これから俺達はバカップルになるぞ」「誰がだ」




やっぱおかしいよこの人！とその如何にも“面白がっています”という顔をぶん殴ってやりたくなるも、拳を握り締めるより先に両手を壁に縫い止められる。



目と鼻の先には銀八のすかした顔があり、しかし今は赤面などしていられない。






「…なんだか雰囲気が妖しい気がするんですが」



「気のせいだろ」
「いや絶対違う」




これだけは断言できる。




「そもそも私たちはデートに来たんでしょ」



「そーだな」



「んで、それがなんでこんなことになってるわけ」



「お前が可愛すぎるから」




「………突然そういうこと言うのやめようか」




恥ずかしいというか恥ずかしいというか恥ずかしいというか。

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