【銀魂3z?】嫉妬、始めました【坂田銀八】

因果応報　side銀八 ページ14

【銀八side】


「……突然そんなこと言わないでよ」


「そんなの俺の勝手だろ。…なに、もしかして照れちゃったの、Aちゃん？」



「…照れてない！」




嘘をつくならまずその顔の赤みを直してから言え、と笑う。


黒髪の隙間からちらりと見えた、いつもなら白く透けそうな首筋は真っ赤に染まっていて。




(…こりゃ、やべーな)




考えてみれば先ほど感情に任せて下着を外してしまったばかりだ。





「……なぁ、」



「…何？」



「続きするぞー」「はい？」




何の、と尋ねるAはきっと薄々勘づいているだろう。




「言って貰いてーの、お前」



「…言ってもらいたいとかそういうことじゃなくて、なんだか嫌な予感がするんですが」



「そうか、喜べ。その予感は大正解だ」




どさり、とソファにAを押し倒す。




「………断固反対」



「良いだろ。さっきは止められちまったし」



「玄関でそういうことしようとする神経が信じられない！」



「今更何言ってんだよ。国語準備室でもあんなことからこんなことまでしただろ。」
「いやだからその神経が信じられないんですが」



「…ま、良いだろ」



「だから何が」




「お前、そんな神経の俺に惚れたんだから諦めろ」




言えば、珍しくAの顔は赤に染まらず。





「…因果応報ってやつ？」


「…お前そういえば国語はてんで駄目だったな」




少しの間笑い合い、そしてことは始まった。

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