【銀魂3z?】同棲、始めました【坂田銀八】

何を、どうしたいのか ページ44

「……大丈夫だから」



「大丈夫じゃねーだろ、どう見ても」





銀八からの追求に沈黙を貫いていると。




「A」



「っ、」




思い切り、抱きしめられた。




「な…、」



「言え。言ってくれねーと俺心配でどうにかなっちまうから」





…そんな、ことを言われたら。




「…わ、たし…は…、」




どうしよう。


頭をフル回転させているうちに何が何だか分からなくなってしまった。




…そもそも、私はなにをどうしたいんだっけ。





いくら考えても頭に浮かんでくるのは“あの時”の光景で。




――――――――やだ。やだ、やだ、やだ。






嫌だった。どんなことよりも。…でも、それだけで。






「…私は、」


「なんだ？」



「…私は――――――――」

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