【銀魂3z?】同棲、始めました【坂田銀八】

そういえばあれでも先生 ページ32

「―――たっだいまー」



がちゃり、玄関のドアを開けて中に入ると。



「…あれ…、」



無人。


時計を見れば6時30分で、仕事が少ない日ならそろそろ帰ってもおかしくないのに。





…まぁでも。



「先生だし、ねー…」




なんだかんだ言いながら先生をやっているあの人は、やる気がなくとも仕事を放棄しては来ない。…はずだ。




「…ご飯作っとこ」




言いながらエプロンを着けた。





＊




――――ガチャ、と控えめに響いたその音で目が覚める。




「あ、おかえり」




欠伸混じりでそう言えば、今帰ってきたばかりのその人…、銀八は目を見開いて。




「まだ起きてたのかよ」



「待ってたの」




横目で時計を見ればもう日付が変わっていた。




「随分遅かったじゃん」



「出来の悪りーのが居んだよ、一人」




補習やってたらこのザマだ、と。




「迷惑だねー」「お前が言うな」



補習常連者だったろ、と頭を叩かれる。




「暴力反対。ていうかご飯出来てるから、食べてね」


「お前は？」



「寝る前に顔見たかったから起きてたの。見れたから寝る」




銀八の返答が帰ってくるより先に、寝室へと足を踏み入れた。






＊


【そのころ】


「(…アイツは俺を殺す気か)」




不意打ちの殺し文句に、右手で顔を覆う男が一人。

あっちの普通とこっちの普通→←一般の定義で言えば

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