【銀魂3z?】同棲、始めました【坂田銀八】

一般の定義で言えば ページ31

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「―――はぁー…」




講義終了の合図を聞きながらため息をつく。原因はアレだ、アレ。


勿論のこと銀八。




昨日はなんだかんだ言ってベッドに転がされて…、まぁ、うん。


その先はご想像にお任せするけども、その後あった事のせいでどうしようもなく腰が痛いのだ。




目が覚めたら既に銀八は高校に出かけたあとだったし。




…これから私の体力保つのかな、と少々心配し始めたとき。





「あれ、和田さん。暗い顔してんじゃん」




私にそう声がかかった。…………え、私？


声の主へと目を向ければ、そこには見覚えがあるような無いような微妙な男が一人。



一般の定義から言うとイケメンだ。鼻筋通ってるし髪の毛サラサラだし。





…でも、なんだかんだ銀八のが格好いいかなー…と考えかけてストップ。




(……なにを考えてんだ私は！！)



全くもって恋とは恐ろしい。



…と。






「…和田さん？」


「あ！は、はい、なんでしょーか！」




顔を覗きこまれてビビる。全然関係ないこと考えてたから。





「それで、どうかしたの？なんかいつもより悩んでるみたいじゃん」



「え、あー…っと…」




流石に『彼氏とこのまま同棲続けてった場合の自分の体力について考えてました』などとは口にできない。したくない。





「特に重要なことじゃないから、気にしないで」


「そ？…っていうか俺、和田さんと話すの初めてだよね」




まぁ確かにそうだ。というか大学に友達と呼べる友達はいないし。喋るだけの人なら居るけど。




「俺は磯崎信。信って呼んでよ、和田さん」



「え、あ、うん」




というかよろしくすること前提で話が進んでる気がする。確かに断りはしないけど。




「じゃぁこれからよろしくね」



「はあ…。」




いざき、しん、かー…。


大学初の友達だなー、となんとなく思った。

そういえばあれでも先生→←戸惑うというか気味が悪い

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