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一「心当たりでもあンのか?」

『いんや、そうじゃない
けどもしかしたら関係あるのかもね、私の過去ってやつに』

一「はァ?過去だァ?」




暇つぶしにこいつを追いかけて来てみたはいいが



現場はあっさりと沈黙


追っていた二人組はただの無能力者のチンピラで
捨て駒とこいつは言い捨てた



なンでどォして、ンな事になってるのかは
身に覚えがねェのか淡々としてて


挙句なンだ。



風紀委員なンてクリアな表舞台に所属しといて
暗部の存在まで認識してやがる



俺はこいつをいったいどこで見たンだ…




一「ハッ、ならお前を狙ったのは知り合いってやつか?」

『どうだろうねぇ
私、昔のこと覚えてないし』

一「…ちったァ自分の事に興味くらいねェのか?」



覚えてないわきゃねェだろ
忘れたいことくらいはあっても、マトモな光の世界の住人だ



『いやいや興味の問題じゃなくて
小さい頃の記憶がぽっかり抜け落ちちゃってんのよ』



…どォ言うことだよ
そりゃ記憶喪失ってやつじゃねェのか?

それなのに平然と…意味わかんねェ。




『だからこいつらに捕まって依頼主の所に連れてってもらえば何かわかるかなーって思ったら
君が来たってわけよ』

一「バカかオメェ
ンな事してどォなるか考えねェのか?
良いように利用されて、バラされて研究材料にされるのがオチだろ」

『あはっ、そうだったらウケる』




なンだよこのバカ女、感覚器官でもマヒってンですかァ?

そんなの俺はぜッてェ御免だってことをただケラケラと笑ってやがる



『ま、こうなった時の為に手段はいくつかある』

一「あ?何すンだよ」




Aが男の頭に手を触れる


いったい何がはじまンのか


ただそれを俺は見てるだけだった

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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

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