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夕食の時間────





3日目ともなれば、学校事ではなく他校とバラバラに食べてる人もいる

そんな中私は変わることのなく赤也と食べていた




南「赤也くん真宏くん!一緒に食べていー?」

赤「お、南か。いいぜ!」

『いらっしゃい』



ところが今日は新たなメンバーの登場だ


笑顔で迎える赤也に合わせたAも爽やかなポーカーフェイスで迎えた


当たり前の様に赤也の隣に座る南に、拒否もできない



黙々と取ってきたご飯を食べてその場を観察する


赤也は南ちゃんと仲睦まじいく話していた






…イラ



そんな様子に眠らせた嫉妬の感情は起きあがる
何をどうしてもスッキリはできない



少食のAは彼らより早く食べ終わり
適当に会話の相槌をうってぼんやりとしていた




赤「なぁ、南って香水つけてる?」



さっきから感じてたジャスミンの香り
だが、この部屋には過剰な程の花は飾られてない

せいぜい、やたら高そうな花瓶にあるバラくらいだ


南「香水じゃなくて、ボディークリームだよ!

お風呂あがりで乾燥しちゃうといやだから
この匂い…嫌だったかな…?」

赤「ううん、全然!寧ろ逆!
ザ·女子って感じでいい匂いだぜ!」

南「ほんとう!?」



パアっと明るくなる表情
漂ってくる甘い香り

盛り上がる2人に置いてかれて
座ってるにも関わらずその場に立ち尽くしてる気分





この場を動いたら、赤也は気付いてくれるかな?


カタリと音を立てて立ち上がっても
2人は、いや、赤也は







気づいてくれなかった____








·







·







部屋に戻ると
テニスバッグのサイドについてるファスナーを開ける


暫く開ける事の無かったそこにはクシャッとなった紙袋がひとつ


静かに音を立てたその中には以前まで飲んでいた薬が入ってる



規定量を取り出して、コクリと2錠飲み込むとなんとなくだけどホッとしたような気持ちになった


それでもやっぱりモヤモヤは晴れない




お風呂…

いや、テニスしよう



おもっくそ体を動かして
頭の中をテニスいっぱいにする。




ぼんやりとした頭でラケットを手に取って部屋を出る



そんな姿を、仁王が見ていたなんてAは気づかなかった







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yue.(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます!全然気づきませんでした!w (2016年12月27日 0時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
- 4の方最強ガールじゃ無くて最近ガールになってますよー (2016年12月27日 0時) (レス) id: b5991fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 笑笑ありがとうございます (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - SAKUYAさん» 昨日、同じかなぁ…と思いました!作品と作者名は結構覚えてるので!固定了解しました!しっかり覚えておきますね! (2016年12月12日 17時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - そうなんですか!!有難うございます!!あと、ゆえさんの作品によくコメントさせていただいてるんですけど、仁王サクヤとjokerって私なんですよ、笑。名前変え過ぎで…もう変えませんけどね!! (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆえ | 作成日時:2016年11月23日 15時

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