【ハイキュー】能のないバケモノは爪を隠せず３

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侑「………」



最悪をシミュレーション

なんも言わん侑に最低限の、心構えを



あ、くだらん事思い出した
コイツ巨乳派。



侑「………なんで知ってん？」



焦った声、秒読み

きっとこれで最後になる



大丈夫、夢中になれること新しく見つけた
バレーボールするのが大好物やったうちが新しく大好きになった道はちゃんとある




『…そういうことやから、うちじゃなく彼女さん優先したってや
遠距離で寂しいとは思うけど…わっ！』



腕の中にいたはずの体がばっと解放される

いや、ちょっと違うか
両腕は抑えられたまま、侑が少し距離をとった



焦った顔がよう見えるわ
こればっかりは見ものである




侑「や、だって、え…は？！」

『慌てすぎやろ』

侑「だって！なんで知っとんの！？」

『…合宿中、角名と電話したときアンタらの会話聞こえてん』



焦ってた顔が赤なって青なった、信号機か。



侑「リンは、他校のマネで…！」

『知っとる、信ちゃんに聞いた』

侑「〜〜〜っ！自主練とかよう付き合ってもろてて…！」

『おん、治に聞いた
お陰でトスの精度格段にあがっとったな、すごかった』

侑「ありがとう！…やなくて！」




素直か、と思いつつ鬼気迫るような顔がなかなかで自分よりテンションが高いせいか冷静になるの法則が生まれる



侑「……リンとは、そんなんやないて…」

『……あんな？写真みてん
肩抱いて一緒に写ってるやつ』

侑「は……？」

『去年のやけどな、信ちゃん家で見た』



あれほど渋ってたのが嘘のよう
もはやヤケクソ、ポンポン出てきよる




侑「〜〜〜〜ッはぁ〜…
お前…北さんとの距離えぐすぎん？猛者やん」

『兄貴やからな
この前オトンみたいって言うたらさすがに怒られたけど』

侑「想像できへん、明日よかったらもっかいやって？」

『むり』

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