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▼side 侑
些細なことでサムと喧嘩
なんやったっけ?あー…もう原因も覚えとらんわ
イライラして喉乾いて、牛乳ラッパしたらオカンに買うてこいと追い出されて
侑「(何してんねん、俺…)」
ビニ袋に牛乳ぶら下げて、ダサ。
まあええか釣り銭でアイス買うたし
…少しだけ、ほんの少しだけ期待してスーパーやのうてコンビニに行ったりとか
全てにおいてダサい。
もしかしたらAとまた会うかもとか、ホント…
「あっれー?なんやっけ君えーっと、」
袋をブラブラぶら下げて歩いとったら前からなんや陽気な声
侑「あ、」
「あーっ!そうやそうや侑!宮侑くんよな?自分!」
Aのかーちゃんやんけ
え、え、いや
なんでこのタイミング?
ワンチャン狙ったのは親やなくて、娘の方…
「いやあデカいから目立つなぁ!何してん?」
侑「あ…買い物を、えっと、こんばんわ」
1回だけ偶然に会ったことあったけどめっちゃパンチが強い
「はいこんばんわー
買い物かぁなんやAに会いに来てん思ったけどちゃうのか」
侑「家、近いんスわ
「あっそうやあ!!」…」
それは酔っ払いやったからってのもあると思うけど
…あれ待って?この人今日も酔っ払ってへん?
「今日はまだ飲み足りなくてなぁ!
校了明けの祝いでちょっと付き合って」
侑「は?」
レッツゴー!と陽気な足取りで腕を引く
しっかりした造りのアパートの階段をかけあがった
「さぁさぁ!じゃんじゃん飲もー!」
侑「(え?え?えぇぇぇえ〜!?)」
…なんてパワフル、まるでハリケーン?
·
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一方その頃
『んま〜!バァちゃんの豆腐ハンバーグ世界一!』
「ふふっいっぱい食べやあ、信ちゃんも」
北「おん
(こいつ飯言われたらすぐさま機嫌直りよったな…)」
たった一言言葉にしただけで、他には何も言わなかった
自覚するように自分に言い聞かせるように囁いた言葉はどれほど大きなものか信介にはまだよくわかってはいない
しかし、実は豆腐ハンバーグよりも案外軽いものなのではないかとひとり疑心暗鬼になった信介だった。
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呪術廻戦とクロスオーバー、稲荷崎でもっと増えないかな…。(小言)
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弦一郎(プロフ) - 善さん» おおおっ!気づいて貰えた!!笑 (2021年4月9日 15時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 107話。オラこんな村嫌ダァってな。笑 (2021年4月9日 5時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
弦一郎(プロフ) - 志保さん» 遅くなってしまいすみません;;ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新頑張ります! (2021年4月8日 15時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新まってまふ! (2021年3月28日 16時) (レス) id: 70434f609f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2021年2月6日 16時