雨のち飴《青》 (ページ9)

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watanabe side

あれから、照と色んな話をしてまたなと言い合いその場を離れた。

渡「あ」

目の前には、噂の彼女。ともう一人。

咄嗟に物陰に隠れ二人が先に部屋に戻るのを見送る。

深「美味かったでしょ、あそこ」

「うん、すっごく」

深「また、行こうな」

「え！行きたい！」

楽しそう。一緒に飯食いに行ったんかよ。

キュッとなる胸の奥。

へたっとその場に座り込んでしまった。

涼太から貰ったグミを一口。

酸っぱくて甘くて、ぶどう味。

俺の好みを知ってるんだなと再確認。

渡辺翔太なあ、今日一緒に帰ろ。

..... 送ってしまった。

渡「あ」

既読付いた。

Aうん、いいよ
渡辺翔太終わったら連絡する。

よし ..... よし ...... ！！

第一関門クリアな所で、昼休憩は終了。

不思議と軽い足で、

職場までの少しの距離を走って戻った。

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your side

雨が降っていたけれど、帰りに大きな虹を見れたから今日は運が良い。

紫色のハンカチのおかげかな。

ラーメンも美味しかったし。

阿「おかえり」

「ただいまー」

阿「ふっかとご飯って珍しいね」

「ラーメン食べてきた」

阿「雨、大丈夫だった？」

「それがさー！」

さっき撮ってきた虹を早速阿部ちゃんの元へ。

ふっかはそのまま給湯室へ。

阿「虹だね、綺麗に写ってる」

「でしょー？」

まじまじと携帯を見つめる阿部ちゃん。

恥ずかしくなって取り返した。

すると、ピコンと電子音が鳴って携帯を見る。

「あ」

阿「ん？」

「いや、なんでもない」

阿「何」

「なんでもない」

ふーんと不服そうに給湯室へ行く彼。

「びっくりした」

突然の誘いに驚きつつ、ふぅっと心を落ち着かせ文字を打つ。

あまりにもすぐ付く既読にまた驚きながら

久々に彼と二人きりで帰れることに頬を緩ませ

紫色のハンカチをギュッと握った。

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読者様へ。

はじめまして、皆様。しイんと申します。

数ある作品の中からこの作品を選んで頂き本当に感謝に感謝を詰め込んでも感謝しきれないです本当に本当にありがとうございます！！！( ；ᵕ； )

このお話、皆様にとって面白いでしょうか、、？
時々不安になりながらもお話を書いています、、泣

「しゃーないな」くらいのお気持ちで全然全然良いのでぜひ、評価とコメントを、、！！！！お願い致します (土下座)

これからも、『雨のち飴』をよろしくお願い致します！！