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JEONGHAN side



ベランダに出たらジュナは空をぼんやり眺めていた。

何も言わずその横に並んで空を見る。

今日の空は澄んでいてやけに星が眩しい。

「僕ね。ヌナが好きだったよ」

気づいてたよねと笑うジュナに、

黙ったまま俯いた。

それを肯定と取ったジュナが、

やっぱりか〜と呑気に笑った。

「ヒョンは優しいから、僕の事気にしてたでしょ?」

クスクス笑うジュナに気付いてたのかと、

曖昧な笑いで返す。

「僕は気を使われるのが嫌だったよ」

真面目な顔でジュナは言う。

「ヒョンがヌナの事好きなら、

真剣にヌナに向き合わなきゃ。

周りなんて気にしてる場合じゃないでしょ。

好きなら、守りたいなら。

絶対に手離しちゃダメだよ」

ジュナの言葉が刺さる。

確かに俺は気にしてた。

ジュナだけじゃない。

弟たちの中で何人か、

Aが気になってる奴がいるのも知ってた。

それでも一番近いのは俺だからと安心してた。

付き合えたから良いものの、

安心してて良かったわけじゃない。

「僕はもうヌナの事、

ヒョンの彼女の大事なヌナとして受け入れるけど、

皆が皆そうじゃないからね。

ヒョンがちょっとでもヌナを傷つけたら、

その隙に攫われちゃうかもしれないんだから。

気をつけてね」

見透かしたようにそう言って笑ったジュナは、

でも良かったねと最後に言った。

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やふこ(プロフ) - ああ!今回は弟たちのやり取りも見れて、そうだったの?ってなりながらも、ハニくんが甘くて手が止まらなかったです!!すぐ続き、行ってきます!!← (2023年1月18日 9時) (レス) @page50 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - koro39さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2022年3月12日 6時) (レス) id: c0ca8cff26 (このIDを非表示/違反報告)
koro39(プロフ) - 完走ぜひ!!一気読みするほどハマりましたー! (2022年2月22日 23時) (レス) @page48 id: 3d70232f0d (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 於音###さん» ありがとうございます、心底嬉しいです!完走までもう少し、頑張ります (2021年9月15日 1時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 千笑さん» ありがとうございます!!そうです!バーノンくんを励ましてました!! (2021年9月14日 23時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年11月15日 19時

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