STORY 38 ページ39
みおり 「天堂先生とお付き合いされてるって」
『あっ、はい。』
みおり 「姉のことを乗り越えて、天道先生がどんな方と巡り合ったのか…どうしても確かめたくて」
『そうだったんですね』
みおり 「私気づきました。いろんなところでA先生見させてもらってましたけど、姉とは正反対ですね」
そう言われて私はなにも言い返せなかった
なぜなら浬とはつり合わない
そう言われてる気がして悔しかったから。
東京へ戻るまで浬と話したが全く頭には入っていなかった。
帰ってきてすぐナースステーションに向かうとみんながいた
沼津 「聞いたで聞いたで！デートもしたんやって？」
『はい、皆さんにはこれどーぞ。お土産でーす！』
沼津 「たこ焼き煎餅！！！まぁ、俺の地元やけどな」
ピコンピコン
ナースコールがなって酒井さんが出た
酒井 「また和田さん…はい。どうされました？」
「たっ、大変よ！早くきて！和田さんが」
酒井 「和田さんが！？」
急いで病室に向かうショック状態か？
そう思いながらオペの準備のために廊下を歩いてると
前に歩いてる浬が見えて
『和田さんショック状態だって』
浬「聞いた」
『私もオペ入る。』
浬「帰ってきてすぐ大丈夫か？」
『仕事だから』
浬「わかった」
オペの準備をしてオペ室に入った
そこにはオペ室にはみおりさんがいて
みおり 「ブラックで心拍数30です。ST変化見られます」
浬 「右冠動脈のイベント起こしたらテンポラリーいれて造影」
みおり 「造影の結果次第ですぐ次のオペに移ります。」
浬「まず右冠動脈から確認」
そう言ってオペを始める浬
浬「このままステント入れて広げるよ。インフレーション」
『血流が良くないよ』
浬「これで良くなる。」
みおり 「血行動態も良くなりますね」
そうモニターを見ながらはなすみおりさん。
浬「フロー見るよ」
みおり 「状態は良くなってきてる。」
浬「ブロックも改善した。血圧が上がらないな」
『弁膜症のせいかな？でもこのままだとクラッシュしちゃう』
みおり 「このまま心源でオペに移ります」
浬「だめだ、状態が悪すぎる」
みおり 「でも、開胸して弁置換しないと立ち上がりません」
浬「リスクが高い。負担が大きすぎる」
みおり 「でも…」
『バルーンで弁を広げればいいんじゃない！？』
浬「バルーンで広げよう」
みおり 「切開します。電メス準備」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cana | 作成日時：2021年1月10日 17時
