百五十八話 ページ10
Aside
でも、やっぱりお金は貰えないわ。
そう梅雨ちゃんは続けて。
自分から、誰かに何かをして欲しいと言うのはいつぶりなんだろうか。
言ってもして貰えないだろうと諦めていつの日か何も言わなくなった。
それから、寮に皆で戻った。
少しずつ、時間が経つに連れて皆はだんだん明るさを取り戻しているように見えた。
瀬「おお！
インターン組、お疲れさん！A、ニュース見たぞ！凄いな！」
芦「お疲れ！
A、ほんっとに凄かった！ネットにもあがってるよ！！」
なんだなんだと人が集まってきた。
どうやら今日の敵退治がネットに上がっていたらしい。この写真、どこから撮ったんだろう。気になる。
切「ほへー、アリア爆誕だとよ！
退治したとしか聞いてなかったから改めてみてみると凄いな！」
麗「ほんとよね！
しかも、建物、人ともに被害ゼロやって！凄いよ！」
蛙「しかも、敵は個性を増大させるクスリを使っていたのね。
その状況で勝つなんて、本当に凄いわ。」
緑「…ありがとう。」
皆、そう言ってくれた。
アリア。
この名前がこの世界に広まった。
あたしは、改めてヒーローになることの責任の重さを実感する。
今までは完璧になりたくて強さを求めた。
でも、それが少し違うような気がしてきた。強さを求めると言うことはそう言うようなことじゃない。
よく分からない。
何のために、強く在るのか。
いくら、自分にその答えを問うても、答えが返ってくる訳がなかった。
飯「さあ、今から晩御飯だ！
今日は皆で食べよう！
休みの日だからと言って皆の食材を持ちよって料理を作っていたんだ！」
八「もうすぐ出来ますわ。」
出「えっ！？
でも、僕らだけ何も作らないのってのも……今から簡単なのでも作るよ！」
尾「いいよ！
作ってるのは大方砂藤と女子で他は手伝いとかだし。
もう出来てるし、疲れてるだろ？
また今度、作ってくれればいいから。」
葉「そうだよ！
ほら、梅雨ちゃん、お茶子ちゃん、Aちゃん、こっちこっち！
女子で一緒に食べよう！」
そう引っ張られていった。
取り敢えず、着替えたいな。まだ微かに血の匂いがする服を着てたら食欲も失せちゃうだろう。
緑「先に着替えてきていい？」
耳「ああ、そうだよね。
行ってきていいよ。引き留めちゃったのはウチらだしね。」
蛙「私も行くわ。」
麗「あ、私も！」
皆、着替えてくることになった。
ちゃんと夕飯が食べられそうで微かに安心した。
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ミナミ(プロフ) - 今井 明希さん» ありがとうございます！続編もこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月12日 22時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 面白いです！最新がんばってください！ (2020年2月12日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます！背景ちょっといつも考えていたので気づいてもらえて嬉しかったです！これからも頑張るので宜しくお願いします！ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 面白くて一気に読んじゃいました！ 更新頑張ってください！応援しています(*´▽｀*) (2020年1月28日 22時) (レス) id: 7074a2782f (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 続編応援してます！これからも頑張ってください。毎回、後ろの背景?が変わって何かワクワクしてます(語彙力がない) (2020年1月28日 21時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
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